統一協会が大阪の行政にも触手を伸ばしていた様子。

大阪府の道路清掃ボランティア事業に進出

毎日新聞が2022年8月13日付で、『国道沿いの看板に「旧統一教会」 役所が清掃活動にお墨付き?』という記事を配信している。

記事によると、大阪府松原市の国道309号沿いの歩道に、道路を管理する大阪府富田林土木事務所が「この歩道は世界平和統一家庭連合が清掃活動をしています」という趣旨の看板を立てていたことがわかったという。

大阪府が主催し、地域団体などがボランティアで道路を清掃している「アドプト・ロード」事業に、世界平和統一家庭連合が参加し、大阪府富田林土木事務所がその旨を示す看板を立てたとのこと。松原市役所の名前も連名で記されている。

世界平和統一家庭連合は、かつては統一協会ないしは統一教会と呼ばれ、その活動が問題視されてきたもの。

毎日新聞の取材後、大阪府は当該看板の記載部分をテープで巻いて見えないようにする応急措置をおこなったとされる。

(追記)たつみコータロー元参議院議員によると、2022年8月21日に松原市議選の応援で松原市を訪問した際、看板のあった場所を訪れ、看板が撤去されていたことを確認したとしている。

大阪市阿倍野区での阪堺電車軌道緑化事業

大阪市阿倍野区役所は、阪堺電車天王寺駅前駅付近のあべの筋について、阪堺電車の軌道緑化等の街づくりで市民から寄付を募っている。

一定額以上を寄付した個人・団体で希望者には、芳名板を設置し、阪堺電車天王寺駅前駅付近の地下通路に掲示している。

大阪市阿倍野区役所のウェブサイト2022年6月21日付「『あべの筋の魅力ある街づくり(軌道緑化等)に関する事業』の芳名板を設置しています。

芳名板の写真が掲載されている。

芳名板に並べられている名前が読み取れる。

商店街の連合体や地域の町会などの地域団体、キューズモール・ハルカス・ごちビルなど地域ゆかりの企業、個人名(元・阿倍野区の公募区長の名前も)などのほかに。あろうことか

「世界平和統一家庭連合大阪家庭教会」。

芳名板

※画像は阿倍野区役所ウェブサイトの元データ(https://www.city.osaka.lg.jp/abeno/cmsfiles/contents/0000437/437382/houmeiban3-1.jpg)より、2022年8月15日に加工。他の個人名や団体名にはぼかしをかけ、「世界平和統一家庭連合大阪家庭教会」の部分に印を付け拡大。

統一協会が、阿倍野区内の昭和町に拠点があるらしいという話は聞いたことがある。

こういうヤバいのが、政治家とのつながりに加えて、行政の活動にも侵食しているという恐怖。